物流会社と運送会社の違いをお分かりでしょうか？
よくわからず、どちらに依頼すればよいのかわからない方もいらっしゃると思います。
そこでこの記事では、物流会社と運送会社の違いや委託先を選ぶ際のポイント、物流を委託するメリットなどを解説します。
物流の委託先の種類
まずは、物流の委託先の種類について解説します。
委託先には「物流会社」と「運送会社」の2種類があります。それらを詳しく見ていきましょう。
物流会社と運送会社の違い
物流会社と運送会社はどちらも物の移動に関わっていますが、違いはどこにあるのでしょう。
物流会社と運送会社は業務領域が異なり、物流会社は商品の流通全体を管理し、商品を発送するまでのすべての業務に対応します。
具体的には、在庫管理、保管、ピッキング、梱包、出荷など物流全体の改善を図り、顧客の利益を最大化するのが目的です。
一方、運送会社は、商品の配送や輸送業務に特化しています。
運送会社は。主に荷物の輸送を行い、商品に汚れや破損がなく、効率的なルートでスピーディーに配送するのが目的です。
つまり、運送会社は物流会社に含まれ、物流会社はさらに幅広い業務を行っています。
各社のサービス内容の特徴
実際に物流会社はどのような業務を行ってくれるのでしょう。ここからは、各社のサービス内容の特徴について紹介します。
株式会社スクロール360
Scroll360は、出荷・発送するだけではなく、付帯する加工作業も幅広く受けています。
その際は最新の設備を用い、効率的に作業を進められます。
取扱可能な商材は、化粧品やサプリをはじめとする健康補助食品、アパレル、日用雑貨、ガーデニング、本、医療機器、アウトドア・スポ―ツ、コンタクトなどリピート商材を中心にさまざまなカテゴリーで対応可能です。
また、化粧品や健康食品から食品、菓子まで入出庫・保管・加工に必要となる各種許認可を取得しているので安心して任せられます。
オーダー
オーダーでは、オプションメニューになりますが、倉庫の室温および湿度の毎日報告が可能です。また、化粧品の大規模な封入やBtoBおよびBtoC、オンライン、オフラインを含めたサポートを行っています。
さらに、ECサイトの運営や運用、顧客データとリアル店舗を結びつける取り組みまで対応しています。
トミーズコーポレーション
トミーズコーポレーションはワンストップで物流を効率化します。
また、物流拠点を最適化することで配送コストや作業経費の削減を実現するとともに在庫管理を一元化することで無駄を削減可能です。
具体的な提供しているサービスとしては、通販物流サービスをはじめ、リピート単品通販対応、発送代行サービス、物流加工の他にも幅広いサービスを提供しています。
委託先選定のポイント
会社ごとに扱える商品や対応サービス、エリアなどはさまざまです。大切な商品を依頼する会社を選ぶには以下のポイントをチェックしてください。
委託先選定時の考慮事項
自社が扱っている商品や規模に応じて最適なサービスを提供する委託先を選ぶ必要があります。物流拠点のロケーション、保管能力、希望するサービスへの対応などを確認しましょう。
具体的には以下の5点を考慮しましょう。
自社の輸送・物流に関する要件の把握
委託先を選ぶ前に、まずは自社の物流要件以下の4点を検討しておきましょう。
輸送する荷物の種類および重量、サイズ
輸送する地域
運送頻度および時間帯
コスト
運送会社・物流会社の特徴比較
続いては運送会社・物流会社の特徴を比較の上検討します。
具体的には以下の5点を比較しましょう。
輸送できる商品や輸送可能地域
輸送方法
輸送コスト
対応可能サービスの内容
セキュリティ体制および緊急時の対応能力
見積り依頼
特徴の検討まで終わったら見積りを依頼しましょう。
その際には以下の項目の見積もりが必要です。
輸送費
保険料
梱包費
保管料
その他費用
実績および口コミなどの評判
続いて依頼候補企業の実績や評判を確認します。具体的には、以下の点を確認しましょう。
過去の実績
顧客からの口コミ等の評判
業界内での評価
ここまでの考慮事項を検討の上、自社に適した運送会社・物流会社を選びます。その際のポイントは、自社の物流要件を満たし、その上でコストやサービス面で適している会社を選ぶことです。
最適な運送会社・物流会社を選択すれば、業務の適正化、リスク管理の強化などが期待できます。
自社のニーズに合った委託先の見つけ方
物流会社や運送会社を選ぶ際には、自社のニーズをしっかりと把握し、最適な物流会社を選ぶことが重要です。
自社のビジネスモデルや経営戦略によっても、ニーズは変わってきます。
例えば、Eコマース事業を展開している企業であれば、迅速な輸送や顧客への配送状況の可視化などがニーズとして挙げられます。
具体的なシチューエーション別のおすすめの委託先は以下のとおりです。
コストを抑えたい場合：アートトレーディングフルフィルメントサービス
アートトレーディングフルフィルメントサービスは、1件出荷ごとの基本料金は350円とリーズナブルでこの金額には、ピッキング料や帳票の発行、返品の受け入れ、簡易梱包、梱包資材、管理費が含まれています。
多拠点の業者を探している場合：オープンロジ
オープンロジは、全国に50を超える拠点があるので。事業者のニーズに合った倉庫を選べるのが大きなメリットです。
利用開始も非常に簡単で、Webで登録をすれば最短翌日より利用可能です。
梱包やラッピングも依頼したい場合：スクロール360
スクロール360では、ECサイトで希望者の多い梱包やラッピングも熟練のスタッフが丁寧に対応してくれるので、自社のブランドを壊すことなく配送が可能できます。
単品からさまざまな発送希望に対応してくれます。
委託するメリット
物流会社などに委託するメリットは以下の2点です。
物流の効率化とコスト削減
スピーディーな配送と在庫管理の最適化
詳しく解説します。
物流の効率化とコスト削減
物流会社などを活用すれば、物流にかかっていた時間や労力の大きな削減が可能です。
例えば、在庫管理ひとつ考えても、複数の人数で作業するケースが多いですが、その時間がなくなれば、リソースをコア業務に集中したり、販売促進などの事業拡大に回したりできます。
このように物流を効率化すれば、作業コストや人件費が削減できます。
物流会社は、固定費を荷物の量に合わせて変動化できるので、物流コストを削減しやすい点がメリットです。
発送業務にかかる人件費や倉庫の管理費用などは、一般的には固定でかかる費用です。
しかし、物流会社を利用すれば、荷物が少ない閑散期などはコストが抑えられます。
スピーディーな配送と在庫管理の最適化
物流会社は、商品の入荷から出荷まで一気通貫で対応しているので、業務間でのタイムロスが少なく、スピーディーな配送が可能です。
一般的に、消費者は同じ商品であれば、先に届く方を選ぶでしょう。このため、消費者から選んでもらうには、スピーディーかつタイムリーな配送が重要なポイントとなります。
また、過剰在庫や欠品が多発すると、販売機会のロスや保管コストの増加を招きます。
しかし、適切な在庫量はなかなか把握できません。
物流会社ではシステム機器を活用して在庫管理を行っているため、商品の過不足に伴うトラブルやコストの発生を防げます。
