全国酷道ランキングTOP10!通行困難な道路とその魅力とは

この記事を読まれている方の中には

「特に通行困難な酷道の特徴や位置情報を把握したい。」

「酷道を安全に走行するための車両選びや対策に関する情報を得たい。」

このように思われている方も多いのではないでしょうか?

 

この記事を最後まで読んでいただければ、上記の悩みについて解決できるかと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。

目次

日本三大酷道:定番の走行困難路線を紹介

国道439号「ヨサク」の過酷なルート

国道439号線は、「ヨサク」と呼ばれ、徳島県徳島市を起点に、高知県四万十市を終点とする国道です。この道路は、平家の落人伝説が存在する歴史を持ち、国道ファンのみならず歴史好きからも人気があります。

 

総延長は242kmで、四国の国道で第2位の長さを誇ります。道幅がわずか2.5m程度で乗用車1台分の狭さが特徴です。東京都から国道439号線へのアクセスは約9時間です。

 

整備されていない京柱峠などの峠を越える必要があり、落ち葉やコケが道を覆う場所も多く、脆く崩れやすい崖も存在します。突然の土砂崩れで通行困難になることもあり、日本三大酷道と呼ばれるにふさわしい道路です。

国道425号「シニゴー」、その美しさと危険性

続いて紹介するのは、国道425号線です。「シニゴー」とも呼ばれ、海側を周る42号線に比べてショートカットに見えますが、実際には42号線の方が時間短縮できます。

国道425号線は、総延長約203kmで、三重県尾鷲市を起点に、和歌山県御坊市を終点とします。東京都から国道425号線へのアクセスは約8時間です。

 

紀伊半島の中で最凶と呼ばれ、山の中を無理矢理開通させたジグザグの道路が続きます。道幅が非常に狭く、ガードレールもないため、万が一を想定すると最凶と言われるのも納得です。路肩崩落や落石など多くの災害が発生し、整備されていない区間も多いです。

 

温泉が近くにあるため多くの車が通りますが、予期せぬ道幅の狭さにより転落事故を起こすこともあります。運転に自信があるプロのドライバーでも、大事故を起こす可能性がありますので、細心の注意を払ってください。

国道418号「キングオブ酷道」

日本三大酷道の3つ目は、国道418号線です。総延長178kmで、福井県大野市を起点に、長野県飯田市が終点です。国道157号線と重複している区間の温見峠から尾並坂峠など、多くの峠を越えます。

 

「キングオブ酷道」として有名ですが、恵那・八百津間で通行できない区間があり、廃道とされています。道幅が非常に狭く、廃道になった区間は国道の面影も残っていません。東京都から国道418号線へのアクセスは約4時間半です。

全国酷道ランキング:日本の隠れた酷道たち

ランキング形式で見る日本の酷道

日本の隠れた酷道ランキング第1位は、国道157号線です。総延長200kmで、石川県金沢市を起点に、岐阜県岐阜市が終点です。本州屈指の酷道と言われています。断崖絶壁で狭い道幅、未整備状態の道路が続き、「川を渡る国道」といわれるほどの洗い越しが存在します。急勾配・急カーブが続く山岳道路です。東京都から国道157号線へのアクセスは約6時間です。

 

日本の隠れた酷道ランキング第2位は、国道324号線です。総延長84.4kmで、長崎県長崎市を起点に、熊本県宇城市が終点です。日本で2例しか存在しないアーケードの国道で、AM5:00~AM10:00までの5時間のみ自動車や原付が通行できます。それ以外の時間帯は歩行者専用通路です。東京都から国道324号線へのアクセスは約16時間です。

 

日本の隠れた酷道ランキング第3位は、国道291号線です。総延長13.42kmで群馬県前橋市を起点に、新潟県柏崎市が終点です。この区間にある清水峠は、明治時代に国道8号線(当時)として開通されました。現在の国道8号線とは別物です。開通当時は馬車が利用され、馬車道・トンネルといった高規格の山岳道路でした。しかし、開通後に次々と自然災害が発生し、トンネルは崩壊しました。現在でも整備されておらず、事実上廃道とされています。東京都から国道291号線へのアクセスは約2時間半です。

 

日本の隠れた酷道ランキング第4位は、国道265号線です。総延長203.8kmで宮崎県小林市を起点に、熊本県阿蘇市が終点です。阿蘇山周辺にある箱石峠付近は、九州随一の絶景が望めますが、山深い南九州を縦断するため、一部の区間では未だ改良されていない狭い道路が続きます。道幅が狭く、多くのカーブが存在し、ガードレールも設置されていない区間が多くあります。観光道路としても知られつつも、九州の酷道としても有名です。東京都から国道265号線へのアクセスは約15時間半です。

走行者が遭遇する可能性のあるリスクとは?

日本には数多くの酷道があり、どの道路も道幅が非常に狭いだけでなく、断崖絶壁でガードレールが設置されていない、一部の路面が崩れている、急カーブが続く、路面が滑りやすいなど、運転が難しい要素が複数存在します。こうした過酷な道路を何時間も運転する必要があり、山奥に行くと携帯電話の電波が無くなることも少なくありません。

 

そのため、酷道を運転する際は、事前に緊急事態に備えることに加え、運転技術や心構えも必要です。特に、雨や雪の後は、路面状態が安定しないため、より危険度が高くなります。実際に、転落して死亡する事故も起きていますので、細心の注意を払い通行してください。

酷道を走るための準備と対策

適切な車両の選び方

車両選びでは以下3点を意識しましょう。

  1. 馬力のある4WD
  2. 地上高の確保できる高床トラック
  3. 小回りできる標準ボディ

 

馬力のある4WDは、雪道や険しい坂道でもスムーズに走行できます。特に酷道を走行する際には、4WDならではの耐久性が非常に役立ちます。

地上高のある高床トラックでは、舗装されていない道路でも障害物や石と最小限の接触で済みます。酷道の走行において非常に優秀です。

 

標準ボディやショートボディのトラックは、道幅が狭くても走行できる特徴があります。酷道には通行を諦めなければならない場面も多く、そのような事態を回避するためにもスリムで小回り可能な車両を選びましょう。

酷道走行時の安全対策

酷道を走行する際、少しでも安全性を高めるためには、以下2点を意識して下さい。

 

  1. 雨の後の数日間は通らない
  2. 酷道内で休憩する場合は、エンジンをかけておく

 

雨が降った後の地盤は緩く、いつ斜面からがけ崩れや落石、路肩崩落が起きるか分かりません。雨の後の数日間は通行を避けましょう。

 

どうしても酷道を走行せざるを得ない場合は、危険個所では休憩せず、一気に走行することをおすすめします。休憩せざるを得ない場合は、エンジンを止めずに停止し、いつでも発進できるように準備しましょう。発電機、予備タイヤ、非常食なども準備しておきましょう。

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この記事を書いた人

環境課題とAIなどの先端技術に深い関心を寄せ、その視点から情報を発信する編集局です。持続可能な未来を構築するための解決策と、AIなどのテクノロジーがその未来にどのように貢献できるかについてこのメディアで発信していきます。これらのテーマは、複雑な問題に対する多角的な視点を提供し、現代社会の様々な課題に対する理解を深めることを可能にしています。皆様にとって、私の発信する情報が有益で新たな視点を提供するものとなれば幸いです。

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