この記事を読んでいただいているということは、中古トラックの購入を検討しているかと思います。トラック購入の際、一番大事なことは相場を把握することです。
価格の相場は、メーカーや車種、サイズによって大きく変動します。そのため、相場を理解してより良いトラックを購入するようにしましょう。
今回は、そんなトラックの相場について詳しく解説して中古トラックを1円でも安く購入できるように紹介します。
車種別・サイズ別の中古トラック相場
トラックは大型、中型、小型の3サイズで販売されています。目的に応じたサイズのトラックを購入するようにしてください。サイズを間違えると過積載になってしまい、法令違反になってしまいます。しっかりと把握するようにしましょう。
大型トラックの相場
10t以上の積載ができるトラックは大型トラックと呼ばれており、他サイズよりも相場が高く、200〜1500万円と高額なトラックも存在します。
なぜ大型トラックは相場が高めなのでしょうか？
その理由は、耐久性に優れており、きちんとメンテしていれば50万キロなんて距離を走ってしまう個体も存在するからです。そのため、年数が経過している車両も高めで推移し、価格に影響を及ぼすことはありません。
古い車両は、中古相場が落ちると思われがちですが、大型トラックには当てはまらないということを念頭に置いて検討するようにしてください。
中型トラックと小型トラックの相場
4〜8tの積載ができるトラックを中型トラック、1〜3tの積載ができるトラックを小型トラックと呼んでいます。
中型、小型トラックは、大型トラックに比べて相場は、低くなります。その理由は、耐久性が落ちること、積載量が少なくなるからです。
では、中型と小型トラックではどちらが相場は、安くなるのでしょうか？
それは断然小型トラックになります。小型トラックは、100〜600万円という相場になっています。トラックの中でも最安であり、そこまで積載を求めないなら小型トラックが一番コストを抑えることができます。
逆に中型トラックは、100〜700万円と小型トラックよりも少し相場が上がります。小型トラックよりも耐久性が高く、積載量も多くなるため、相場が高くなります。
年数が経過していても中型トラックは、10万キロ以上余裕で走ることができます。
小型トラックだと積載量に不安を感じている方は、中型トラックを検討してみてはいかがでしょうか。
中古トラックの価格変動
中古トラックを購入する際に、一円でも安く購入したいと思う人は多いのではないでしょうか？中古トラックを少しでも安く購入できる方法を紹介していきます。
価格変動の要因とは
中古トラックは、ある理由によって価格が変動していきます。それは、市場における需要と供給が影響しています。
需要が高まるときは、価格が高くなり、供給が高まるときは、価格が安くなる傾向にあります。
中古トラックは商用車のため、一般的な乗用車の中古車市場を参考にして相場を把握することは困難です。
そのため、中古トラックと一般的な乗用車は、全くの別物であると覚えておいてください。
中古トラックの価格が下がる時期
それではいつの時期に購入するべきなのか解説していきます。
中古トラックの一番価格が下がる時期は、5月、8月頃と言われています。その理由は、5月はゴールデンウイーク、8月はお盆休みと販売店が長期休暇に入ってしまい、一番売上が厳しい時期と言われており、価格が下がる時期となっています。この時期を狙って購入することでコストを抑えることができるでしょう。
また、決算の時期になると中古トラックは価格が下がる傾向にあり、狙いどきになります。
決算時期は、新車へ乗り換えが活性化し、優良な中古トラックが多く流通して買いやすくなります。そのため、決算時期も長期休暇以外の狙いやすい時期として覚えておきましょう。
中古トラック購入のポイント
では、購入時にどんなところを注意すれば良いのでしょうか？
次の項目は、購入で大事なことをまとめているのでしっかりと覚えてより良いトラックを購入できるようにしましょう。
購入時に注意すべきポイント
中古トラック購入時に注意しなければならないポイントがあります。それは、中古トラックを購入しようと思い、条件を絞って探してしまいがちなことです。
希望通りの車種、年式、モデル、機能など条件を厳しくしてしまい、選択肢が少なくなってしまうなんてことはよくあると思います。
ある程度は、妥協点も探しながら検索することでもしかしたら安い中古トラックが出てきたなんてこともあります。なので、あまり希望条件ばかりを並べるのではなくいらないオプションなどは省くようにして検索してみてください。
コストを抑えるコツ
中古トラックを少しでも安く購入するために、トラック市場を調査して相場をしっかり把握しておきましょう。把握しておくことが、大前提であり、この相場を元に購入店で中古トラックの値下げ交渉を行うようにしましょう。
相場を知っているだけで交渉はスムーズに進めることができるため、かなりメリットは大きいと思います。
欲しい中古トラックが見つかり、いざ値段交渉を行なっていく上で「安くしてほしい」と一方的に伝えるのはNGです。購入店は、敵ではありませんので、正直に予算はこのくらいなど具体的な話をしていくことが効果的です。
何度も交渉し、コミュニケーションを取り続けていけば、購入検討しているのと違う目的に合った優良なトラックを探してくれたり、思わぬ値下げをしてくれたりするかもしれません。相手も同じ人間ですので、正直に話して言った方が信頼関係を築けるため、今回だけではなく、今後も値段交渉しやすくなります。
また、8月の価格が一番安くなるため、そこを逃してしまったからといって値段交渉に応じてくれないというわけではありません。
なので、8月以外の時期でも積極的に値段交渉を行うようにしましょう。
中古トラックはオンラインで探すのが最良
中古トラックを購入したくて、近くの店舗に見に行ったりするかと思います。その店舗だけでは、希望通りの中古トラックに巡り合うのは結構厳しいです。
なので、希望通りに購入するために、オンラインで中古トラックを探してみてください。
オンラインの方が、全国から中古トラックを検索することができるため、選択肢はかなり広がると思います。
オンラインで理想の中古トラックを探す
では、オンラインでどのように検索すれば良いのでしょうか？
「中古トラック」で検索してみると、トラック専門店の公式ホームページがいくつか出てくると思います。その公式ホームページにアクセスして購入したい中古トラックの希望条件を入力して探すようにしましょう。
近くの店舗によるだけではなく、オンラインも活用して選択肢を増やすようにしましょう。
信頼できる中古トラック専門店の選び方
初めて中古トラックを購入する際に、一番心配になるのは整備の部分になってくると思います。中古トラックは、現状引き渡しが多く、たいしてメンテナンスされていなかった場合、最悪故障に見舞われてしまうかもしれません。検索する際は、中古トラック専門店かトラックメーカーの公式ホームページにアクセスして探すようにしてください。
この中古トラック専門店とトラックメーカーで購入することで、きちんとした車両点検を受けられるため、安心して乗ることができるでしょう。
中古トラック専門店やトラックメーカーなどで希望の車両が見つからず、それ以外の店舗で購入する際は、契約前にきちんと整備記録を確認するようにしてください。
また、内外装も問題がないか、販売担当者としっかり現社確認を行うことで、後のトラブル回避もできるため、絶対に行うようにしましょう。
