トラック選びに迷ったらココをチェック！人気モデルランキングと選び方のポイント
トラックを購入する際には、どのような点を重視すれば良いのか、どのメーカーが良いのかなどわからない点も多く、迷っている方は多いのではないでしょうか。トラックはメーカーごとに特徴があり、適した用途や機能性などもさまざまです。
本記事では、トラックの性能や価格のほか、安全性、燃費、積載量など選ぶ際に重要なポイントを基に2024年の最新ランキングをご紹介します。また、主要なトラックメーカーとそれぞれの人気モデルについても解説するので参考にしてみてください。
トラックランキング2024年最新版！総合・用途別で徹底比較
トラック選びでは、安全性、燃費、価格、性能、積載量など重要なポイントが数多くあります。これらのポイントを総合的に勘案したうえで、2024年最新のトラックランキングをご紹介します。
安全性能・燃費・価格…トラック選びの評価ポイントとは？
今回のトラックランキングでは、安全性、燃費、価格、性能、積載量などを総合的に評価して独自にランク付けしています。
例えば、安全性においては、事故最小化のための技術やドライバーサポート機能などの有無を基準としています。ふらつき運転の防止や車線逸脱による事故の抑制などを目的とした機能が搭載されている車種の評価となります。加えて燃費性能、その他の性能や積載量が価格に見合っているかという点からランキングを作成しています。
【2024年最新】トラック総合ランキング＆用途別ランキング発表！
先述した基準と評価ポイントからランキングした結果は以下のとおりです。
総合ランキング
1位 三菱ふそう キャンター
2位 いすゞ エルフ
3位 日野 デュトロ
用途別ランキングは、近距離配送・長距離配送・建設現場（クレーン・ダンプ）に区分けし独自にランク付けを行いました。
近距離配送（宅配などの小型）
1位 いすゞ エルフ
2位 日野 デュトロ
3位 三菱ふそう キャンター
長距離配送（運送、引っ越しなどの中型・大型）
1位 日野 レンジャー
2位 三菱ふそう ファイター
3位 いすゞ フォワード
建設現場（クレーン・ダンプ）
1位 三菱ふそう スーパーグレート
2位 いすゞ ギガ
3位 日野 プロフィア
トラックメーカーを徹底比較！国内・海外メーカーの特徴と人気モデル
国内のトラックメーカーでは、「いすゞ」「日野自動車」「三菱ふそう」が人気です。また、最近では海外メーカーのトラックも多く見られるようになっています。ここでは、国内外の主要トラックメーカーの特徴と人気モデルをご紹介します。
【国内メーカー編】いすゞ・日野・三菱ふそうの強みと人気車種を紹介
いすゞ自動車
いすゞ自動車は、国内トラックの販売台数トップを誇るトラックメーカーです。環境へ配慮したディーゼル車やCNG（圧縮天然ガス車）の生産にも力を入れています。エンジンの質の高さに対して比較的安価に購入できるのも人気の理由です。代表的な車種に、「エルフ」「フォワード」「ギガ」などがあります。
日野自動車
国内大型車の販売台数で第2位につけているのが日野自動車です。また、小型トラックでは40％の国内シェアを誇ります。トヨタ自動車の連結子会社という点に安心を感じるユーザーも少なくありません。特に、日野のトラックは、エンジンが強く故障が少ないのが特徴です。万一故障してもディーラーが多いので困らない点も評価ポイントとなっています。
人気モデルは「デュトロ」「レンジャー」「プロフィア」などです。
三菱ふそう
三菱ふそうは、ドイツのダイムラー・トラック社傘下にあるトラックメーカーです。アジア地域でシェアが高く、人気モデルには「キャンター」「ファイター」「スーパーグレート」などがあります。車両本体価格が安く、初期費用を抑えられる点や、長時間の運転にも疲れないシートなどがトラックドライバーに人気です。また、ダイムラー・トラック社傘下でメルセデス・ベンツ製のため車両性能も非常に優れています。
【海外メーカー編】ボルボ・スカニア・ダイムラートラックの注目ポイント
ボルボ
ボルボ・トラックは大型車が有名で、AT車がメインというのも特徴です。しかしながら、AT車であることを感じさせないエンジン馬力とクラッチの強さも人気の理由となっています。
スカニア
スウェーデンに本社を置くトラックメーカー・スカニアはで日野自動車と業務提携を結んでいます。国内の車両台数はまだ少ないですが、中型車・大型車のウィング車をラインナップしている点などが魅力です。力強いV8エンジンを搭載しているのもスカニアのトラックの強みとなっています。
ダイムラートラック
ダイムラートラックは、世界に35の拠点を持つ世界最大規模と言われるドイツのトラックメーカーです。現在のシェアは、中国の東風汽車に次いで世界2位ですが、長らくトップシェアを誇っていました。2016年に世界初のEVトラックを発売し、注目を集めたのも記憶に新しいところです。
トラックの選び方ガイド｜用途・積載量別に解説
トラックは、用途・積載量に合ったものを選ぶ必要があります。用途・積載量別にどのようなタイプのトラックを選べばよいか解説します。
【用途別】長距離輸送・建設現場・宅配…それぞれのシーンに合うトラックは？
用途別では主に近距離輸送、長距離輸送、建設現場で区分けし、選ぶのが良いでしょう。
運送業では主にアルミバンが多く導入されています。アルミバンとは、アルミ材のコンテナを載せたトラックです。屋根が付いているため積載物の高さ制限がありますが、天候に左右されずに配送できる点がメリットです。食品関係はアルミバンをベースに冷蔵・冷凍機能を追加した冷蔵・冷凍バンが主流です。さらに宅配業では、両方を採用し積み込む荷物によって使い分けています。
建設現場では、主にクレーンやダンプが採用されています。クレーン付きトラックはキャビンの後方にクレーンを付けたものと、荷台にクレーンを搭載した車両の二種類があります。ダンプは土砂などを排出するために荷台を傾けられるようになっている車両です。小型の重機を乗せられるものや、側面に荷物を下ろせるタイプ、左右と後方に下ろせるタイプなどさまざまな種類があります。
鉄鋼業などでは、長い荷物の積み下ろしに長けているウイングボディの車両との相性が良いです。ウィングボディのトラックは、荷台を真横から開閉できるため長い荷物を載せるのに適しています。
【積載量別】小型・中型・大型…トラックのサイズはどう選ぶ？
小型トラックは、個人向け宅配やコンビニなどへの配送業務といった近距離の搬送業務で活躍します。いすゞのエルフ、日野のデュトロ、三菱ふそうのキャンターなどが人気の車種です。
中型トラックは、近距離はもちろん中・長距離での搬送にも向いたオールマイティなトラックです。引っ越しやコンビニ配送業務、長距離での運送業務など幅広く対応できます。いすゞのフォワード、日野のレンジャー、三菱ふそうのファイターなどが人気です。
大型トラックは、大口運送、長距離での移動がメインです。いすゞのギガ、日野のプロフィア、三菱ふそうのスーパーグレートなどの車種が人気となっています。
【プラスα】運転支援システム・荷台の種類・アフターサービス…トラック選びで考慮すべきポイントは？
トラックの荷台の種類には、平ボディ、バンボディ、幌車、先述した冷凍・冷蔵タイプなどがあります。平ボディはオープンな構造で荷物の積み下ろしが容易なのがメリットです。バンボディは汎用性が高く、引っ越しや配送に適しています。幌車は、荷室が軽く燃料費や導入コストを抑えられますが、精密機器の運搬などには向いていません。
運転支援システムの有無も押さえておきたいポイントです。例えば、いすゞのエルフは、街中での稼働を想定した歩行者保護のための交差点警報、歩行者検知機能などを標準搭載しています。大型トラックのギガや中型トラックのフォワードは、高速道路での長距離移動に対応したドライバーの疲労低減のためのLKAなどの支援技術を採用しているのが特徴です。
メンテナンスが重要なトラックにおいては、アフターサービスの内容も無視できません。特に、日野自動車はトラック顧客満足度調査において、大型トラック部門で11回連続、小型トラック部門では6回連続で第1位を受賞しており、アフターサービスの手厚さに定評があります。
トラックの購入orリース…どっちがお得？メリット・デメリットを徹底比較
トラックは自費で購入する以外に、リース契約で調達することもできます。購入とリースそれぞれのメリット・デメリットを押さえたうえで、比較・検討するようにしましょう。
【購入派必見】トラック購入のメリット・デメリット
自費購入する場合、一括で購入かカーローンを組んで入手するかのいずれかになります。新車トラックの場合、数千万円かかるためカーローンを組んで購入するケースが一般的です。
購入の場合、当然ながらオーナーは自分自身のため、売却のタイミングも自由、カスタマイズも自分好みに行える点がメリットです。また、事業用トラックの場合、減価償却費として経費化できます。
一方で、金銭的な負担が大きい点がデメリットです。トラックの場合、数百万円から数千万円という高額の買い物になります。ローンを組むにしても頭金が必要で、利息を含めると最終的な支払いは一括購入よりも多くなってしまいます。
【リース派必見】トラックリースのメリット・デメリット
トラックのリース契約とは、リース会社が購入したトラックを借り受ける形で月々リース料を支払っていくというものです。契約方法は主に「ファイナンスリース」と「メンテナンスリース」の2種類があります。ファイナンスリースは車両代金と登録の諸費用、自動車税などの税金、各種保険料が含まれた契約です。一方でメンテナンスリースは、車検費用やタイヤやバッテリーなどの交換費用などトラックの維持費用も含まれた契約となります。
リース契約も経費計上できる点がメリットです。さらにメンテナンスリースの場合、トラックの維持費用はすべてリース料金としてまとめられるため、会計処理に手間がかかりません。
リースのデメリットとしては、所有権を持てないため自由に売却などを行えない点です。場合によっては、最終的な費用が自費購入より多くなってしまうことも考えられます。また、リース契約の期間中に解約する場合は、違約金などのコストがかかる点にも注意が必要です。
【比較表】購入とリースどっちがお得？徹底比較
項目
購入
リース
所有権
あり
なし
初期費用
高額
比較的安価
月々の支払い
ローン返済
リース料
契約期間終了後
自分のものになる
返却
メンテナンス
自己負担
リース会社負担（メンテナンスリースの場合）
自由度
高い
低い
税金
自己負担
リース会社負担
購入、リース双方のメリット・デメリットを把握したうえで、使用用途に合わせた選択を行いましょう。
【2024年最新】トラックの購入・リースで失敗しないための注意点
トラックを購入またはリースする際には、いくつかの注意点があります。事前にこれらの注意点を把握しておくことで、後々のトラブルを避けることができます。
【購入時の注意点】車両状態の確認・契約内容の確認は必須！
中古トラックを購入する場合は、必ず車両の状態を細かく確認しましょう。走行距離、エンジンやブレーキの状態、内装の汚れや傷などをチェックし、試乗も忘れずに行いましょう。また、契約内容も慎重に確認し、不明な点は販売店に質問して解消するようにしましょう。
【リース時の注意点】契約期間・走行距離制限・中途解約条件を確認！
リース契約を結ぶ際には、契約期間、走行距離制限、中途解約条件などをしっかりと確認しましょう。契約期間が長すぎると、不要になった場合に解約できずに費用がかさんでしまう可能性があります。また、走行距離制限を超えると追加料金が発生する場合があるので注意が必要です。中途解約条件も確認しておき、万が一の事態に備えておきましょう。
まとめ｜自分にぴったりのトラックを見つけよう！
トラックは、私たちの生活を支える重要な輸送手段です。2024年の最新トラックランキングや選び方ガイドを参考に、あなたのビジネスやライフスタイルに合った最適なトラックを見つけてください。購入かリースか、国内メーカーか海外メーカーか、さまざまな選択肢がありますが、この記事があなたのトラック選びの一助となれば幸いです。
