トラック売却で絶対押さえるべきポイントとは

新しいトラックに買い替える場合や、使わなくなったトラックを売却するときに少しでも高く買取りされたら嬉しいですよね。今回はどのような売却方法があるのか・どのようにしたら高額買取を期待できるのかなどのポイントをいくつかご紹介します。
名義変更の仕方や、売却時期によっては節税になる方法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

目次

トラック査定価格を理解する

トラックの査定相場は以下の要素で変わってきます。
・メーカー
・トラックのサイズ
・走行距離
・購入してからの期間

自分のトラックのスペックと1番近いトラックの相場をネットなどで調べるのは大変です。そんなときに活用していただきたいのが『一括査定サービス』です。複数の業者が査定してくれるため、相場が瞬時に分かります。

自分のトラックの状態を見極める

査定前には自分のトラックの状態も把握しておきましょう。
・事故歴や修復歴
・車体の不具合
・オイル漏れがないか
他にも気になる点があれば、修復したあとに査定にだしたほうが、高値がつきやすいです。修復箇所によってはそこまで高くない箇所もあります。ぜひ確認してみてください。

売却前のトラック状態を整える

トラックを売却する際に押さえるべき清掃ポイントや、規格外パーツをつけている場合についてご紹介します。

効果的な清掃と修復の方法

高額買取を狙うなら、やはりトラックをキレイにしておくのは大事です。 どれだけ走行距離や使用年数が短くてもトラックがドロドロの状態だと印象も良くなく、査定に響いてしまいます。そのため、洗車をしたり車内の清掃をしたりするように心がけましょう。

押さえるべきポイントは
・車内は掃除機をかけて不要な書類は下ろす
・シミなどがあった場合は染み抜き
・オイル交換は怠らない
また、査定のときだけでなく日々のメンテナンスをしっかり行っておくと汚れが蓄積せず比較的キレイな状態を保てます。

規格外パーツの扱いと純正品への戻し方

トラックに純正パーツではなく、規格外のパーツが取り付けられている場合も査定に響いてしまいます。そのため、純正パーツに戻した方が、買取金額がUPしやすくなります。
特に、ヘッドライトを取り替えて明るくしている方が多いので一度確認しましょう。規格外パーツも部品屋に売却できる場合もあります。

最適なトラックの売却方法

トラックの売却方法をまとめました。

ディーラー・オークション・ネット販売の比較

トラックの売却方法は3つあります。どのようなメリットやデメリットがあるのか比較してご紹介します。また、おすすめの売却方法もご紹介しています。

ディーラー下取り

所有しているトラックを下取りにだし、新車購入時の費用を軽減する方法です。

【メリット】
・1ヶ所で全ての手続を済ませられる
・新車の値引き交渉ができる
・状態の悪いトラックでも引き取ってくれやすい

【デメリット】
・新車購入が前提
・価格競争がないため高額買取になりにくい
・社外品パーツはマイナス査定になりやすい

とにかく手間を省きたい方や新車購入予定がある方には良いかもしれません。

オークション

トラックをオークション会場やネットオークションに出品して売却する方法です。

【メリット】
・需要が高い車の場合は高額買取されやすい
・多くの目に触れるため買い手が見つかりやすい

【デメリット】
・売却までに時間がかかりやすい
・オークション会場に出品したい場合は古物商許可証がないと代行業者に手数料を支払わなければならない
・サポートが良くない場合もある

売却までに時間がかかると手数料を支払い続けなければいけないケースもあります。

ネット販売

業者を介さずに個人でホームページやSNSなどを使って売買する方法です。

【メリット】
・仲介手数料が発生しないため高値がつきやすい
・自分側に有利な条件で取引を進めやすい

【デメリット】
・自分でトラックの写真や状態を分かりやすく書き込む必要がある
・売買相手によっては後々トラブルになる可能性もある
・整備など自分で行わなければいけない

全ての取引を自分で進めていかなければいけません。

おすすめの売却方法

ここまで3つの売却方法を比較してきましたが、高額買取が期待できなかったり、後々トラブルに発展したりするかもしれないといったデメリットがありました。そういったデメリットを回避したい方におすすめなのは、トラック専門店へ売却することです。トラック専門店は、海外への販売経路を持っていることが多いため、どんな状態でも買い取られやすく、また専門店のため高額買取されやすく人気です。ぜひ、活用してみてください。

売却タイミングのコツ

トラックを少しでも高く売却したい場合、タイミングも重要となってきます。売却タイミングのコツは下記のようなポイントです。

・寿命といわれる平均走行距離よりも前に売却する
(小型:20〜30万km 中型:40〜50万km 大型:60〜70万km)
・購入後7年〜9年以内に売却する
・モデルチェンジ前に売却する
・決算の時期が多い3月に売却する

また4月になると税金を支払わなければいけなくなるため、その前に売却すると余分なお金を払わなくても良いかもしれません。

売却後の手続きと注意点

売却後に行わなければいけない手続きや名義変更についてご紹介します。

手続きの流れと準備する書類

まず必要な書類は以下のとおりです。
・自動車検査証
・譲渡証明書
・自賠責保険証明書
・自動車納税証明書
・印鑑登録証明書
・委任状
・事業用自動車等連絡書(車検付きの緑ナンバートラックのみ)
中には実印を押さなければいけない書類もあるため、忘れずに用意しましょう。

そして手続きの流れとしては、買取が決まったら売却の契約を行います。そこで売却するトラックや必要書類を引き渡し、売却金を現金か銀行振込で受け取ります。
この売却の契約をスムーズに行うために必要書類を事前に準備しておきましょう。もし、紛失してしまった場合は速やかに然るべき場所で再発行の手続きが必要です。

名義変更・保険解約・税金の扱い

トラックの所有者が変わる場合、名義変更や保険の解約も行わなければなりません。では、なぜ必要なのか、どのような手続きが必要になってくるのかご紹介します。また、税金の扱いについてもご紹介します。

名義変更(移転登録)

車の所有者が変わる場合、名義変更の手続きを行わないと法律違反となり50万円以下の罰金が科せられます。ほかにも、税金や保険のトラブルにも繋がってしまう恐れもあるため注意しましょう。
手続きについては、買取店やディーラーの場合はお店側が書類を用意したり手続きを行ってくれたりしますが、個人で売買を進める場合は必要書類をそろえて陸運支局へ名義変更の申請に行きます。

【手続きに必要な書類】
・移転登録申請書
・譲渡証明書
・委任状
・新所有者と旧所有者の印鑑登録証明書
・自動車保管場所証明書
※申請書・譲渡証明書・委任状は国土交通省のホームページでもダウンロード可能
所有者が変わる15日以内に行ってください。

保険解約

自動車を手放す場合は、自動車保険(任意保険)の解約手続きも必要になってきます。忘れてしまうと、余分な保険料を支払うことになったり、今後別の任意保険へ加入する場合に二重契約になってしまったりする恐れもあるため売却が決まり次第必ず行いましょう。解約方法は、保険会社へ直接電話をして解約の旨を伝えれば解約手続きを行ってくれます。

税金の扱い

車は非課税のため売却する際に、購入金額よりも売却金額が下回る場合は税金を支払う必要がありません。ただ、自動車税は支払う必要がでてくる可能性があります。
自動車税の場合は、4月1日時点に車検証に記載されている所有者に支払い義務が発生してきます。そのため、4月1日時点で売却の予定があっても自動車税を納めなければなりません。ですが、年度中に所有者を変更した場合は月割りで還付されます。少しでも節税したい方は、自動車税が発生しない3月末までに売却したり、月初ではなく月末に売却したりすることをおすすめします。

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この記事を書いた人

環境課題とAIなどの先端技術に深い関心を寄せ、その視点から情報を発信する編集局です。持続可能な未来を構築するための解決策と、AIなどのテクノロジーがその未来にどのように貢献できるかについてこのメディアで発信していきます。これらのテーマは、複雑な問題に対する多角的な視点を提供し、現代社会の様々な課題に対する理解を深めることを可能にしています。皆様にとって、私の発信する情報が有益で新たな視点を提供するものとなれば幸いです。

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